Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

京大&早大タッグの古代ビール、売れ行き好調

high190です。
少し前のニュースになりますが、京都大学早稲田大学で開発したビール、「ホワイトナイル」が人気のようです。

京都大学京都市左京区)と早稲田大学(東京都新宿区)などが共同開発し、昨年4月から販売されている古代ビール「ホワイトナイル」の年間販売本数が、目標として掲げた3万本の2倍以上の約7万3000本にのぼることがわかった。この夏からは実際に古代エジプトアルコール飲料に使用されていた小麦を使っての生産に切り替わる予定で、「王朝風味」がアップしそうだ。
ホワイトナイルは330ミリリットル入りの小瓶(450円)で、飲みやすいさっぱりとした味。両大学の生協や、開発に協力し、生産にあたる酒造メーカー「黄桜」(京都市伏見区)の直営店などで売られ、この1年間の販売本数は7万3030本。このうち京大関係では3万7831本、黄桜関係では2万8659本売れた。
京都や大阪、首都圏の百貨店、JR東海JR西日本関連の売店でも買うことができる。
また、この夏からはビールに使われる小麦が古代エジプトで実際にアルコール飲料の製造に利用された「エンマー小麦」に変えられる。これまではエンマー小麦に近く、パスタの材料にもなる「デュラム小麦」が利用されていた。
古代エジプトには、現在のビールのような飲み物はなかったと考えられているが、エンマー小麦を使ったアルコール飲料は存在していたとみられている。
ホワイトナイルに使われるエンマー小麦の種子は40年前、京大農学研究科栽培植物起源学研究室がエチオピアで採取。約10年ごとに育てて種を取る方法で保存されていた。この種子を大学の付属農場(大阪府高槻市)で増殖、昨年11月からは鳥取県八頭町の農場で栽培されており、今年6月には収穫予定。8月ごろにエンマー小麦を使った新しいホワイトナイルがお目見えするという。
黄桜では年間約15万本の販売を見込んでいる。

大学発の製品が最近増えていますね。立命館大学の学生ベンチャーが開発したお菓子も人気のようでしたし、学生の意見を取り入れて新しい社会ニーズに適合した製品を数多く送り出して欲しいものです。

[過去記事]
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