Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

支払い求め教員が提訴へ 立命館一時金カット問題

high190です。
学校法人立命館の教員が、一時金の支払いを求め法人を相手取って提訴する準備を進めているそうです。

学校法人立命館京都市中京区)が、大学や高校、中学の教職員の一時金を一部削減した問題で、大学教員の有志100人余りが呼び掛け人になり、削減された一時金の支払いを求めて訴訟を起こす準備を進めていることが15日、分かった。18日に準備会を結成するという。
立命館は2005年、財政基盤や研究力の強化などを理由に、一時金(6・1カ月)から1カ月分の削減を決めた。大学教職員組合などが見直しを求めてきたが、理事会は姿勢を変えず、対立が続いている。
関係者によると、未払い金の請求訴訟ができる期間は2年間で、05年の削減分については今年12月で期限を迎える。
さらに、教職員の一時金を削減しながら、理事長を退任した川本八郎相談役(72)の退任慰労金(退職金)を2倍の1億2000万円に増額したことに、教職員から批判が高まり、4月から訴訟の準備を始める動きにつながったという。
準備会の呼び掛け人は、13日までに113人に上り、すべての学部にまたがっている。

立命館大学では総長の退職金を増額するため、規程を改定している事実があります。その一方で、教員の一時金はカットするということであれば、不満が出るのは当たり前のことですよね。
こうした教員の不満が、学生への教育に悪影響を及ぼさなければいいのですが・・・