Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学に「障害者が働くカフェ」 姫路独協大

high190です。
姫路獨協大学では、大学構内に障害者が働けるスペースを設け、自立を支援する取り組みを始めました。

発達障害児・者の支援に取り組む姫路独協大姫路市上大野七)に九日、障害者が働くカフェ「Cafeぴあのぴぁ〜の」がオープンした。大学が学生会館の一角を提供し、姫路市総合福祉通園センター・ルネス花北(同市増位新町二)が運営する。福祉施設と大学が協力して学内にカフェを設けるケースは全国的にも珍しい。学生も巻き込みながら、共同で障害者のための「就労支援プログラム」づくりを進め、支援の拠点を目指す。
カフェは、約百席を設置。知的障害者やルネス花北の職員ら五人が、コーヒーやカレーライス、ピラフなどの軽食を提供する。学生向けに価格を低く抑えるほか、地域住民にも開放する。
同大は昨年春、医療保健学部を開設。自閉症アスペルガー症候群学習障害などの児童が増える中、発達障害の支援に力を入れている。カフェ開設はその一環。施設内にとどまらず地域に障害者が働く場を広げたい-と望むルネス側が計画を持ち掛け、実現した。
カフェの運営を通じ、取り組みが遅れている成人の障害者を支援するプログラムの研究も進める。学生の実習や、ボランティアとして一緒に働くことも検討している。
同大などは「障害者と学生らが触れ合うことで互いを理解し、いい意味で刺激になってほしい」と期待を寄せている。(井関 徹)

私は、障害を持っていらっしゃる方も積極的に社会参加できる体制を作ることが大切だと思います。
こうした形で大学を活用することは非常に大切なことだと思いますし、ボランティアへの関心を持たせられるという点でも、とても良い取り組みではないかと思います。
様々な人がいて、色々なことに関心を向けられるような教育環境作りのためにも、この事例が成功することを祈りたいです。