Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学関連ニュースクリップ

high190です。
ここ4日ほど、仕事が忙しく家に帰ってきてもblogを更新する気力が残っておらず、更新できませんでした。
私が所属している部署は学生対応中心なので、この時期は迷える子羊がたくさん救いを求めてやってきますwそうした学生対応以外に日々の定型業務等があります。ちなみに私は証明書の発行を担当しています。
このblogについての基本的なスタンスとして、毎日続けたい!と思っていますのでちょっと反省。。。仕事が繁忙期なので仕方のない部分はあるかも知れませんが、もう少し効率的に仕事をこなして早く帰れるようにしなければ。
さて、ここ数日間更新できなかったニュースをお知らせします。

東京大学は、2007年4月から、社会人向けコースである「東大まちづくり大学院」の募集を開始した。入学は10月1日。
対象となる学生像は、政府関係機関・自治体都市計画関係職員、不動産・建設・その他関連企業都市開発担当者、まちづくり・NPO会員、まちづくりに関心の深い社会人など。
4月9日から募集要項を配布、出願期間は5月21日から31日まで。入学試験は6月30日に実施する。

こちらの大学院、正式には「東京大学大学院工学系研究科都市持続再生学コース」というそうで、社会人向け修士課程だそうです。都市計画というものは、法令やデザインなど様々な要素が複合的に絡み合い、それに関わる人は極めて高い能力を有している必要があると思います。都市を創って行く上での「グランドデザイン」となる訳ですから、横断的な能力が要求されます。個人的にはどんな内容の講義なのか興味津々です。出来たらUT OpenCourseWareで公開してくれないかな・・・

次も東大関連のニュース。

トムソンサイエンティフィックは9日、学術論文の引用動向データをもとに、過去11年間の国内研究機関の論文引用数ランキングを発表した。上位5機関は昨年と変わらず、1位が東京大学、2位が京都大学、3位大阪大学、4位東北大学、5位名古屋大学とすべて大学が占めた。
政府系研究機関では、科学技術振興機構JST)が6位で、昨年の8位からランクアップした。そのほか、理化学研究所が9位(昨年10位)、産業技術総合研究所が11位(昨年と同じ)だった。

こちらの順位を見ると、全て旧帝大がランクインしていることが分かります。やはりその存在感は圧倒的ですね。

お次は初等・中等教育関連のニュース。

照正組が手掛ける「頭のよい子が育つ家」の内部=12日、南風原町の照正組ハウジングギャラリー 【与那原】総合建設業の照正組(与那原町、照屋義実社長)はこのほど、「頭のよい子が育つ家」で知られるエコスコーポレーション(神奈川県、四十万靖社長)と県内で初めてライセンスパートナー契約を結び、12日、南風原町の同社のハウジングギャラリーで報道関係者への説明会を開催した。
頭のよい子が育つ家とは「家族のコミュニケーションがとれる家」「どこでも勉強ができる環境がある家」で、子どもが五感を使って伸び伸びと学習できる環境や家族間の交流がスムーズに図れる空間構成。
慶應義塾大学SFC研究所が首都圏の有名私立中学に合格した子どもが住んでいた空間を6年間で200以上調査・研究した事例を元に取り組んだ家づくり。
照正組は「自社ブランドで掲げていたポリシー『家族のコミュニケーションがとれる家』が頭のよい子が育つ家のコンセプトに一致した。家族の気配が感じられる場所で、体を使っていろいろなことを吸収する環境をつくりたい」と話した。
同社では29日に県産業支援センターで四十万社長の特別講演会を行う。問い合わせは(0120)415351。

これは面白い取り組みだなと思います。「頭のよいこ」という定義が難しいと思いますが、根拠は慶應義塾大学SFC研究所の研究データであることからも、それなりの信憑性があると思います。しかしながら、学力向上のみを謳って本来の教育的効果の向上に繋がらない恐れもあります。「一番大事なのは親の教育!」なんていう一文を入れてプロモーションすれば、消費者に与えるインパクトも高まるのではないでしょうか。