Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

シカ肉は大学ブランド商品のトレンドになるか?

high190です。
三重大学の学生がニホンジカの肉を使った商品を開発したそうです。
有害鳥獣として処分されるシカを有効活用した商品は、今後の大学ブランド商品のトレンドになるでしょうか。


大台町と三重大生が、有害鳥獣として駆除されたニホンジカの肉を使った商品を開発した。「ダイコンおろシカ」「鹿(しか)肉まん」の2種類。14日に同町で開かれる「どんとこい大台まつり」の会場で振る舞われる。学生たちは「新たな食べ方の提案になれば」と期待している。
三重大の生物資源学部では2年次後期に、製品開発を通じて食品への理解を深める「食品デザイン学実習」を実施。昨年、実習に臨んだ学生28人が、駆除されたシカの肉の利用をテーマに6種類の商品を考案。同町関係者らがそれらを試食し、評価の高い2種類について特産品化を目指すことになった。
ことしからの特産品化には、学生の有志6人が、授業とは別に取り組む。今回のイベントで学生たちが提供するのは「ダイコンおろシカ」。「家でも気軽に食べられるシカ肉料理」がコンセプトだ。肉をフライパンで焼き、すり下ろしたダイコンやショウガを入れたたれをかける。
シカ肉は、高タンパク低カロリーの健康食だが、肉が硬く、脂に臭みがある。果物に含まれるタンパク質消化酵素が、肉を軟らかくすることを授業で学んでおり、学生たちは薄切りした肉に、洋ナシの「ラ・フランス」を挟むことに。クセを抑えつつ、特徴を生かす方法を確立した。
昨年に続き、今年も同大の地域貢献事業に認められ、大学から活動費の一部となる30万円の助成を受けている。材料費やイベント出展費、人件費に充てる。
どんとこい大台まつりは14日午前10時から、大台町役場駐車場で。同町の特産品加工会社は「鹿肉まん」を試作し、振る舞う。いずれも同町内で駆除されたシカ肉を使用。アンケートも実施し、改良を重ねていくという。
県によると、県内では昨年度、有害鳥獣として4758頭のニホンジカが駆除され、各地で食肉としての活用する動きも出ている。3年の鎌田紘矢さん(21)は「資源の有効活用に貢献できていればいいな」と話す。

個人的に「ダイコンおろシカ」のネーミングは素晴らしいと思います(笑)食品デザイン学実習という授業の一環で食品の製品開発を行っているんですね。
また、兵庫県立大学がシカ肉をおいしくする技術を開発したことについて、記事を書かせていただきました。

大学で拡がるシカ肉の有効活用、大学ブランド商品としてシカ肉が一世を風靡する日も近い!?のかも知れません。
全国シカ肉料理選手権をどこかの大学で企画したら面白そう。企画されたら是非記事にしたいです。