Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

前警察署長が大学教授に 関西国際大

high190です。
昨日は「業務 → 出張 → フットサル」というスケジュールでしたので、若干疲れが残っていますが、ある程度体に疲れを感じるぐらいがちょうどいいのかなと最近思います。

さて、関西国際大学では前警察署長を教授として迎えるそうです。
神戸県内では県警OBが大学教授になるのはこれが初めてとのこと。

兵庫県警を定年退職した前兵庫署長の古河逞箭(たくや)さん(60)=神戸市中央区=が四月、関西国際大学三木市志染町青山)人間科学部の教授に就任。キャリアを生かして犯罪に関する法律の講義を担当している。県警OBが大学教授になるのは初めてという。
関西大学法学部を卒業し、一九六九年に県警入り。警察学校教官や姫路署刑事官、生活経済課長、兵庫署長などを歴任。今年三月に退職した。
大学側が昨秋、「警察の仕事を学び、法令を守る姿勢を身に付けられる講義を設けたい」とOBの派遣を打診。県警が古河さんを推薦した。
「犯罪関連法論」の講義やゼミナールを担当し、二、三年生の七十人に刑法を教えている。
身近な事件や事故を題材として利用するように工夫。飲酒を知りながら運転するよう求めれば罪に問われることを指摘すると、学生は驚き、興味を示していたという。
古河さんは「若い学生の学ぶ意欲は、予想以上。現役時代の知識や経験を学生たちに託したい。生活の中で『間違いでない』判断ができるようになってもらえればうれしい」と話している。

法律に関して、実務面から様々な経験を交えて講義が出来る人の存在は大きいですね。
実際問題、法学部を卒業した学生が、大学時代に学んだ法律知識を社会人になってからどう活かすのかを考えさせるためにも良い取り組みと言えるのではないでしょうか。